独居の親と同居問題/説得は計画を立ててから

独居の親と同居する時に、母親と妻を説得したことをブログでお話します。

独居の親と同居するなら…母と妻を説得した時の話

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私の母親は和歌山の白浜アドベンチャーワールドの近くの住宅街に独居していました。もともと実家は大阪で、現在、私と家族が住んでいる場所なんですけど、父と母で温泉の近くに住みたい夢を実現して、移住したんです。

父親が72歳で他界してから、本人も元気なのもあって6年間ほどずっと白浜で一人暮らしだったんですよね。寂しいと思いましたが、本人は友達もたくさんできたし、けっこう気楽に温泉に浸かる生活を楽しんでいたようです。

でもさすがに75歳になった頃から、物忘れが酷くなったり転けたりすることが多くなり、心配になったので、大阪に戻り私の家族と同居することにしました。ただそこに至るまでは、色々ありましたので、今日はその時のことを書かせていただきます。

とにかく私が気を使ったのが、母親本人と同居することになる妻の気持ちで、母親と妻の両方を説得する必要がありました。自分がその立場だったらと思うと、どちらの気持ちもすごく理解できるんですよね…。

だからこそ、それぞれが納得のいく形で同居できればいいと思っていたので、うまくいってよかったです。

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同居しようと考えた時、真っ先に妻に相談しました。

私がもし義理の親と同居するとなったら、付き合いは長くなったとはいえ、一緒に住むとなると自分の家がくつろぎにくい場所になると思うんですよね。期間が限定されれば別ですが、こういう言い方は不謹慎かもしれませんが、同居がいつまで続くかわからないと、ストレス溜まると思うんです。

まして、痴呆が出てきて暴力的になったりしたら…そういうドキュメントも見たことありますし、家庭崩壊に繋がりかねません。

妻に初めて、「母親がそろそろ一人暮らしあやしいし、心配だから同居も一つの選択肢として考えてるんだけど」と明かした時は、嫌な顔はしませんでしたが、複雑な感じでした。

「一つの選択肢として考えてる」とかなりマイルドに切り出したので、それが良かったのか口論になったりはしませんでした。

それで、自分がもし義理の親と同居するとして、これなら頑張れるかなと考えて、

  • 同居するのは最長で5年間
  • 5年後に必ず特別養護老人ホームに入所
  • その前に痴呆が出てきても老人ホームに入所

この3つを条件として提案すると、妻は納得してくれました。

期限決めておけば納得してくれると思ったし、痴呆老人の世話をしなくてはいけない…と思うと、自分の人生はどうなるんだろうって不安になりますしね。5年あれば老人ホームを探せると思ったし、もし5年経って母親がまだまだ元気でしっかりしていて、妻がいいというなら同居を続けてもいいと思いました。

妻はその条件で説得できたので、次に母親を説得することになりました。

この時の問題点は、母親はまだ自分一人で気楽に暮らしていきたいと思っていたこと。そして私の家族に迷惑をかけてしまうと思っていたことです。

しかし、母親の方は話を切り出してみると、思っていたよりも同居に乗り気で、逆に妻に約束した5年の期限を守るつもりがあるか不安になりました。

そこで真剣に話し合ってみると、母親も私の家族に迷惑をかけたくないし、自分のオムツを息子夫婦に代えさせるとか絶対に嫌だと思ってたようで、特別養護老人ホームでお世話になることにためらいはなさそうでした。

おかげさまで、母親と妻の気持ちを汲み取った上で、同居することができました。問題なのは5年後の老人ホームとその入所のお金でしたが、これはもう目処がついています。

これすごく大切なことだと思うんですが、母親は自分の頭がしっかりしてる間に、自分がお世話になる老人ホームを見学できたのが良かったみたいです。この老人ホームは病院が併設されてるから安心だ、とか、ここは料理が豪華で美味しいとか、あと職員さんが優しいかもしっかり自分で確認してました。

家から近い老人ホームを数カ所、家族と一緒に見学して、みんなが納得いく形で老人ホームも決まりました。今はインターネットで老人ホームの資料を取り寄せたり、簡単に自分の家に近いところを探せるので便利になりましたね。

予算や本人の希望にあった老人ホームを探すのに便利なので、今現在、探されている方は利用してみるといいかもです。

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ちなみ老人ホームの入居費用ですが、白浜の父と母が購入した住居が思っていたより高額で売却できたので、最初はその貯金から入居費用に当てることが決まっています。家を売却した貯金が無くなったあとは、母親の年金で支払えるよう計算もできています。

もし同居する時に、親が住んでいる住居が必要なくなった場合、親は残しておきたい気持ちがあるようですが、これはすぐに売却することをオススメします。

というのも、同居したあとも別荘的に使おうかって母とうちの家族は考えていましたが、人が住まない住居はビックリするほど劣化していきます…。人が一人住むのと住まないのとで、なぜこんなにも違うのかって不思議に思うほどです。

それで売却することにしたのですが、少しでも高額で売却したかったので、私はこのサービスを利用しました。これは無料で複数の不動産会社に売却査定の依頼ができるサービスです。

おかげさまで相場より200万円以上高く売却できてよかったです。こちらも、もし家の売却まで考えられている方は、相場価格を知ることができて便利なので、よかったら試してみるといいかもしれません。

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うちの母もそうでしたが、なにかあれば老人ホームに入居すればいいってあらかじめ準備をしておけば、同居の話し合いもスムーズに進むと思います。

今回のこのブログが、親と同居するのに問題を抱えている人の参考になれば嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。